Serendipity【イタリア 編】 英語が話せると世界はもっともっと素敵なことだらけ!

Serendipity: the occurrence and development of events by chance in a happy or beneficial way.

コロナ禍のイタリア渡航 【2020年7月1日渡航 カタール航空チケット予約】

こんにちは!
現在イタリアのフリウリで自主隔離生活3日目です。

こちらはとても陽気が良く、時々唯一出られるバルコニーで寝転がって日を浴びています。

 

いくらEUへの渡航制限が緩和されたとはいえ、自主隔離14日間というと、みなさん、ここがネックになり渡航を諦めていらっしゃる様ですね。

よく分かります

確かに普通にお勤めされていて休暇を取るとなると、身動きが取れなくなる2週間という期間は厳しいですよね。さらに日本へ帰国した際のもう2週間の隔離期間が足されると実質身動きとれなくなるのは1ヶ月!

1年の12分の1と考えると。改めてすごいですね

(実は私、以前はとても冬眠生活に憧れていたのですが、こんな形で夢が叶ってしまいました。もう冬でもありませんが。)

 

さて、今回の渡航ですがカタール航空での渡航でした。

私が7月のイタリア行きの便を調べた6月半ば、関西空港からは確かKLMが飛んでいましたが、すでにカタール航空のバウチャーを持っていたので時間のかかる便でも良いので使いきりたかったのです。

以前日本に戻ってくる際イタリアから利用したカタール航空の往復チケットの往路便はヴェネツィアからタイまでの便でしたが、4月の復路便はコロナの影響で欠航となりました。

以前暮らしていたこともあり、タイを経由してヨーロッパへ移動するのが好きだったのですが、正直こうなった今またいつタイへ行けるか分かりません。

迷った末チケットは変更や払い戻しせず10%の金額を上増ししてくれるトラベルバウチャーに変えていました。

それに実は次イタリアから帰国するときのチケットとして、以前購入した1年オープンのチケットの復路便も持っているため、大阪からの往復のチケットを買うことはしたくなかったのです。

カタール航空は現在関空から飛んでいないため、伊丹〜羽田(JALコードシェア) 成田〜ドーハ経由でローマの便となりました。

つくづく本当に航空機が飛んでいないのだな。というのを選択肢のなさから実感しました。この後最終渡航先までのローマ〜ヴェネツィアの便もチェックしましたが、普段はアリタリアだけで少なくとも10便以上飛んでいるのに今は昼と夜2便のみです。

でも、飛んでいるだけありがたいですね。破産している航空会社も多い中、毎日飛ばしくれているだけでも本当に本当にありがたいです!

航空券はもともとのバウチャーの金額に足りない分を足して購入しました。チケット代は思いの外高くなく合計で7万2千円でした。

 

カタール航空の東京オフィスに搭乗許可を取ってもらう間、それなりにすったもんだはありました。ただすぐに担当者が付いたためやり取りもメールで担当者の方とだけですので(悪いパターンの)イタリア人とのやり取りよりは楽でした。

ちょうどそうこうしている頃71日からEUが日本人の渡航規制を緩和するかも、というニュースが入ってきて、もしかしてこんなややこしい手続きそのものがいらなくなるのでは、と一瞬希望も持ちましたが、7月1日のフライトの私のケースではそんなことお構い無しで渡航許可の手続きが必要でした。

カタール経由だからなのかそれは分かりませんが、半ば搭乗できないかも。という不安にもかられました。それくらい厳しかったです。

ですので出発2日前に搭乗OKの連絡が来た時には、歓喜!というよりもホッ!とした感じでした。

 

今はまだまだコロナ感染の危険性を真剣に捉えないといけないですし、仕方がないですね。(実際、気づけば今日本の新規感染者の数はイタリアより多くなっていますね…。日本大丈夫でしょうか…。)

 

現在は渡航にこういった手間のかかる手順を踏んだり、チケットがキャンセルに(しかも何度も)なるという危険性を承知の上で航空券を購入したり、フライトにものすごい時間がかかるという現実があります。

それでもなおイタリアへ行く必要性がある!という確かな動機、理由のある方でないと渡航できない時期なのだなと思いました。

なにせ日本発の国際線のカタール航空CAさん、防護服ですよ!

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Qatar airways flight attendants on the flight departing Narita

 

実際日本がまだまだ外国人に向けては開けていない扉をEUは開けてくれたわけですね。

私にとってイタリアにいる娘に会える可能性を与えてもらえたことはとてもありがたく重要なことで、今回EUに来られる許可を得たことは感謝でしかありません!それには敬意をはらうべきだとも思うのです。

そういった意味でも私は今納得の上で自主隔離の生活をしています。