毎日の積み重ね
みなさんは帰国子女って外国語がペラペラでいいな〜!と思ったことはありませんか?
実は私は帰国子女でした。
父親の仕事の都合でアメリカのイリノイ州に中学と高校の期間住んでいたんです。
それを話すと決まって言われるのは、
英語が話せて羨ましい〜!
はい!帰国してかれこれ26年たった今でも英語は話せます。
本当にありがたいことにそのおかげで英語を使う仕事をしています。
でもね…。一つ言わせて下さい。
英語を習得するのは決して簡単なことではありませんでした。
12歳まで日本で暮らしていたのです。英語で生活することなく。
現地で生活する上で必要な英語の学習はほぼゼロからのスタートでした。
毎日毎日手が真っ黒になるまでノートに英語の単語を書き、辞書もこれまた開く部分が真っ黒になるまで調べ倒していました。
言葉が分からないのに中学校の授業を受けなければならなかったからです。
周りの生徒たちが何を言っているのか分からなかったり、教科書を辞書で調べながら読まなければならないため夜中まで宿題が終わらなかった、なんてことはしょっちゅうでした。
そして、
何度も涙しました…。
そんな日々を繰り返し2年経った頃ようやっと
あ!私今英語で困ってない!
と思えたのです。それはそれは長い月日でした…。
もちろん海外に渡った時の年齢や環境にもよると思いますが、外国に住んでいたからといって楽して語学の習得ができた、というわけではないんです。
それにね、異国で外国人として生きていると何らかの苦労はみんなしています。
その賜物が語学力だったり広い視野を持った考え方なのだと思います。
みなさん、残念なお知らせですが
語学を苦労なしで習得する魔法や近道は存在しません。
結局何事もそうですが、日々の積み重ねが大事なんです。
でもね!早くから始めればその分早く話せるようになるのは確かです!