Serendipity【イタリア 編】 英語が話せると世界はもっともっと素敵なことだらけ!

Serendipity: the occurrence and development of events by chance in a happy or beneficial way.

生徒さんに育てられる

英語を教えているとたくさんの生徒さんと出会う機会があり、人が大好きな私には人と関わるお仕事をさせていただき本当に恵まれているな。と思います。

 

先日は個別にマンツーマンで教えていた生徒さんとの最後のレッスンでした。

この生徒さんとは3年ほどお付き合いがありました。

 

実は3年半ほど前、ずっと勤めていた英会話スクールを辞め、娘と過ごす時間を増やすために土日が休みで95時勤務の仕事に転職しようと思ったことがあったのです。

ただ英語を教えることは続けたかったため、カフェでマンツーマンで教える講師として登録しました。

結局上司のはからいで勤務シフトの変更が叶ったため、スクールを辞めることはなかったのですが、カフェのマンツーマンレッスンはスタートしました。

 

彼女はまだその頃登録して間もない私を選んで下さった生徒さんです。

とても真面目で英語の知識もある方でした。

その頃は出張で海外へ行くこともおありでしたが、外国人の言ってることが分からないとのことでした。

知識はあるけど会話になると相手の英語が聞こえないという方はとても多いのです。

ヒアリングとご自身の英語の発音をなおす訓練をすると熱心にそして素直に取り組んで下さっていたため彼女の話す英語はとてもスムーズになりました。

月に23回お会いしレッスンを続ける中でお仕事の話やプライベートで起きた出来事を英語で話して下さったり、またその後ご結婚されたりご懐妊されたりと人生の歩みもお伺いしていたため、とても愛着のある特別な生徒さんでした。

これまでお仕事やプライベートがお忙しくなったこともおありでしたが、それでもレッスンを受けることは辞めず月に一回でも受講して下さっていました。

 

10月にイタリアへ行くにあたり最後のレッスンとなった日、

今後お会いすることが無くなると思うと別れ際とても寂しくなり少し涙が出ました。

 

あくまでも私は教える立場でありますが、生徒さんから与えてもらうこともとても多くさんあります。

よく、子供が親を親になるために成長させてくれる。といったことを言いますが、講師も同じで生徒さんに講師として成長させてもらっているのだと思います。

そして何より充実した時間を与えて下さっています。

そう思うと今まで教えさせていただいた生徒さん達皆さんに感謝しきれません。

 

愛里さん、今まで本当にありがとうございました。