自分から前のめりにいく
こんにちは。
現在日本に帰国中です。
「帰って来ています♪ 」
とイタリアに行く以前からずっと教えていた生徒さんにご連絡すると、たまにしかお会いできないにもかかわらず、レッスンのご依頼を受けとても嬉しく思っています。
本当にありがたいことです。
人とのつながりは本当にかけがえのないものですね。
今日は、私のイタリア滞在中にもイタリアのミラノにご旅行で訪れお会いできた、もう何年も前から教えている生徒さんと一緒にお昼ご飯を頂くことができました!
彼女はとても頭の良い、でもそんなことをひけらかすことはまったくなさらず、また活動的でご旅行にもよく行かれる明るい素敵な女性で、私の大好きな生徒さんのお一人です。
今日は先日ご旅行で訪れたハワイでのお話を英語でお伺いしました。
ハワイでは彼女よりも英語の達者なお友達と一緒だったそうなのですが、
「彼女がペラペラと喋れてしまうので、自分は黙ってしまう。」
とおっしゃっていたのが印象的でした。
そうなんですよね。
以前私もフランスでフランス人といると言葉が拙いことが理由で話せないでいた経験があり。ウンウン分かる分かる。と聞いていました。
(その時の話はこちら)
また最近で言うと、ここだけの話ですが、イタリアでイタリア人といると少し同じ状況になってしまっている傾向があります…。(いかんいかん!外国語を教えている先生なのに!)
一緒にいる方の方が言葉が達者だと自分はあまり話さなくなってしまう。
というのはもしかしたら日本語でも一緒なのでは?!とも思いますが、せっかく外国に行ったら今までやってきた英語を使わないと本当にもったいない!と思うのです。
現にこの生徒さんもとても英語がお上手なのです。
みなさんご旅行の目的はそれぞれだと思いますが、
たまには同行者の方と行動を別にする時間を作ってみる!
というのは良いアイデアかもしれませんね♪
一人になれば、否応なしに自分一人でなんでもしなくちゃならなくなるのと同時に、見えるものが一緒にいる人との範囲の外まで広がります。
そうすることで自然とより言葉を話す機会が増えると思うのです。
外国では話そう!話してみよう!と自分で頑張るくらいの意気込みの方が良いですよ。
是非試してみて下さい♪
もしかすると最初は少しひとりが不安になるかもしれませんが、その経験によってきっと視界も広くなりますよ!頑張った分だけ報われます。
頑張ってみましょ! 私も同じく頑張ります!
生活の本質って
こんにちは。
連日コロナウィルスのニュースが続く中、とうとう日本でも学校が休校となる事態になりましたね。
イタリアでも一部の地域の学校がお休みになっていますが、ここに来て日本でも全国の小中学校、高校がお休みとなり、大変!となっている共働きのご家庭はきっと多いでしょう。
かつて母子家庭で小学生の子供がいた私にも大変さは容易に想像できます。
こんな事態になった時、
「こんなところにも余波が!仕事どうしよう?!」
となるわけですが、私の経験から思うに、これはもう家庭でどうにかするしかない!ですよね。
もはや学校や政府や中国に文句を言っても仕方がない気がします。
ただ、こんな時にも仕事の心配をしなくてはならないそんな状況が寂しいな。と思うのです。
災害が起きたのと同じ様な状況下の今、必要なのは冷静さや、本質が何なのかが見極められる視点ではないでしょうか。
こういった時こそ普段の生活で見えなかった自分たちの生活のあり方や仕事の仕方、日常においての子供との接し方が見えるんだと思います。
なんというか…。
学校が休校になることが決まった時点で、仕事に行けないことが大問題になり、論点が「仕事に行かなければならないのに子供をどうするか?」になっているこの日本の社会の状況を見てあまりにも殺伐としているのをひしひしと感じちょっと悲しくなりました。
色々な意味で一人一人が優しい心を持ち助け合う。という社会や生活からかけ離れています。
もちろん全ての人が、というわけではないのも知っていますよ。
毎日一生懸命働いている、お子さんを持つみなさん、どうか仕事のことで頭がいっぱいになり悲観的にならないで下さいね。
そろそろ書かなきゃ!
こんにちは!
このブログを読んで下さっているみなさん本当にありがとうございます。
またもやとても久しぶりの更新です。
気がつけば2020年!!
ここ3ヶ月、イタリアの滞在許可証を申請できないことが分かり気持ちが晴れずにどうしようかと落ち込んでいました。
でも、お友達たちがブログ読んでるよー。と言ってくれる度に、「頑張ろう!」と元気を取り戻し、なんとかイタリア滞在に向けての糸口を探していました。
それにしても自分ではどうしようもできないことに頑張って対応する。って本当しんどいですね。
40代半ばになっているというのに、ここのところ悔しさや悲しさや落胆といった入り混じった感情から涙を流すことが数えられないほどありました。
ある程度しんどくても自分が動くことで解決出来ることはしんどいに入らないとすら今回思いました。
でもこの経験が今後の自分に役立つと信じています。
実はイタリアで暮そうと思いたった当初、外国人として私個人がこの国で暮らそうとすることがここまで大変なことだとは思っていませんでした。
これまでイタリアにおいてはイタリア人家族に付属している形でしたので全く問題がなかったのです。そのことに今更ながら気づきました。
そして同時に、今私が格闘しているこの一つ一つの経験はこれまで日本からイタリアの生活を夢見て渡航された方々も踏んできた道だと思うと自分も頑張らなきゃと思わされます。
しばらくブログのタイトルの英語関連から内容は少し外れることも多くなりますが、ここ最近のイタリアでの奮闘記を少しずつ書いていこうと思います。
私がイタリア滞在に向けて色々と調べる中、役に立ったのが経験者のブログの内容でした。
イタリアでは本当に情報がありません!
領事館や警察署といった公的な機関のサイト上の、ビザや滞在許可証の申請において必要な提出書類リストでさえ
★その他にも提出が必要になる書類があります。
と元も子もないことが書いてあり、大事なことが明記されていません!そしてさらに聞く人聞く人みんな違ったことを言います。
本当これに翻弄され、疲れるのですが、
そんな時にネット上で拝見するこれまで同じような境遇にいた日本人の方々の情報や経験談は、時に共感を覚えることもありとてもありがたかったのです。
とは言えほんの少し状況が違うと全く違った現実が待っていた!
なんてこともよくありました。ですのでそんな失敗談も含めて書いていこうと思います。
ブログを書けないでいる間に日本に一時帰国し、友達に実際に会ったり話をしたのですが、ありがたいことに
私のブログを楽しみにしている。
と言ってくれていました。
私と同じ40代のあるお友達には40代からでも新しいことを始められる!って元気をもらえている。と言ってくれ、このブログを色んな気持ちで見てくれているんだな。と知りました。
また、失敗もみんなが知りたいことだよ。だから全部いろんなことをブログに書いたら良いと思う。と言ってくれるお友達もいました。
本当にありがたいです。涙。
さぁそろそろちょっとずつ活動しなきゃ!!
時差ボケ
メリークリスマス!!
なんと、前回ブログを書いた日から一ヶ月以上が経ってしまいました。
実は思わぬ展開があり滞在許可証の申請が出来ずじまいで二ヶ月のイタリア滞在が終了し、一旦3週間ほど日本に帰国していました。
帰国中には調べ物をしたり必要な書類を役所に取りに行ったりとしていたのですが、なんと今回日本に帰国中に人生で2回目の時差ボケになり、それが辛かった…。
イタリア時間は日本より8時間遅いため夜なかなか寝られず、昼過ぎまで寝てしまうのです。
今まで自分は時差ボケとは無縁だと思って生きていたのでびっくりです。
これまでは、スペインから朝の到着便で帰ってきてもそのまま仕事に直行したり、ヨーロッパから夜に帰って来たとしても翌朝には普通に仕事に行くということが問題なく出来ていました。
なのに…。今回ばかりは、歳?!
と最初頭によぎりましたが、(まぁそれもあるのでしょうが)よくよく考えると二ヶ月のイタリアの滞在中は毎朝5時半に起き、朝、昼、晩決まった時間に自炊した食事をし、決まった時間に働き、ほぼほぼ決まった時間に昼寝をし、夜もぐっすり寝る。という規則正しい、健康的な生活を送っていました。
イタリアに行くまでは夜遅くまで働いたり食事の時間がおかしな時間だったり寝る時間も遅かったりとハードな生活を送っていました。不摂生満開!
そしてそれこそ私がイタリアで暮らしたいと思ったきっかけなのです。
こちらの生活は時間に追われることがありません。そして何よりも食生活が豊かです。
なのでこちらにいる間は無理のない規則正しいゆとりのある生活を満喫出来ていました。
現にこの間に(妊娠時期を除いた)人生で一番重い体重となりました!
つまり時差ボケとは本来健康的な規則正しい生活を送っている人がなるものだったのですね。
今まで時差ボケにならなかったのは、私の体が何か特別だったわけでなく、時差ボケに打ち勝つ?不規則な生活を送っていたためだったのです。
というわけで日本に帰国中は時差ボケに悩まされつつも健康的な生活をイタリアで送れていたことを再認識出来ました。
結局日本にいる間に時差ボケは治らなかったのですが、3週間後またイタリアに戻ってくるとあっさりこちらの時間にフィットし、今は問題なく暮らせています!
元気のもと
イタリアに来て2ヶ月。
実はここ1ヶ月間ほど体調を崩したり、意気消沈する出来事があったりでブログは気分的に書けずにいましたが、それでも怠ることなくずっと続られていたことがありました。
それはオンラインの英会話レッスンです。
ありがたいことに私のレッスンを受講して下さる決まった生徒さん達がいらっしゃるのでずっとレッスンは行っていました。
9月にオンラインで教えるレッスンを開始しそろそろ3ヶ月が経ちますがほとんどの生徒さんが定期的にレッスンを受講して下さっています。
そのため生徒さん達とも馴染み、みなさん私に親しく接して下さっています。
ここのところは教えている私の方がみなさんから元気をもらっていました。
本当に感謝しきれません。ありがたいです。
イタリアでは10月の末にサマータイムが終わり、日本との時差も7時間から8時間に戻りました。ですので私が開始していた日本時間14時半からのレッスンは以前の朝7時半から6時半に変わり、朝起きる時間は5時半と早くなったのですが、それでも難なく起きてレッスンすることが出来ています。
生徒さんの「Hello!、トモコせんせーい。」を聞くと朝早くっても全然平気!
そしてなんと11月の頭には以前大阪で教えていた生徒さんと久々にMilanoで再会でき、11月はまさに生徒さんからたくさん元気を頂いた月でした。
人間っていつもいつもいい状態なわけじゃ無いですよね。
そう見えなくても実は気持ちが落ち込むことがあるかもしれないし、悩みだってあるかもしれません。
もちろんみんながそうという訳ではないかもしれませんが、私はそんな時でも誰かと接したり、人の笑顔を見ることで元気になれます。
レッスンに限った状況でなく、また仲の良い人、そうでない人かかわらず、人との触れ合いを通して私も笑顔でもって少しでも誰かに元気を与えられる人でいたいなと思います。
サバイバル力
こんにちは!
皆さんは外国に滞在中、日本食が恋しくなりますか?
実は私は2、3ヶ月くらいであれば日本食を食べなくても全然大丈夫なんです。
ですがやはり長期において全く食べられないのは辛いです。
ヨーロッパやアメリカと比べると東南アジアのタイの方が日本食は安く手軽に手に入るとは思うのですが、私が2012年まで住んでいたタイの島となると、バンコクとは違い日本食材はほとんど売っていませんでした。
それでも外国人観光客が多い島でしたので、外国人滞在者も多く、外国人向けのスーパーはありました。そこでたまに豆腐などが売られていたのですが、ごく稀に納豆が売っているのを見つけた時には歓喜!!
宝物を見つけたみたいに嬉しかったのを覚えています。
そんなごくたまにしか日本食材が手に入らない生活をしていると現地で手に入るものでなんとか自分の食べたい物を再現しようとすることに慣れます。
タイ米とスティッキーライスを調合し日本のお米に近くなるように割合を見つけ出していました。
日本の生活では一切しなくなりましたが、子どもたちと一緒に小麦粉からうどんを作ったり、羊羹を作ったりもしていました。
実はこの時のことを思い出すと、あれはあれで良かったな、と思えるのです。
子どもとうどんを作るなんて日々しないですよね。買った方が安いですものね。
物のない不便な中、子どもたちとああだこうだと言いながら色々工夫したり頭をひねったり時間をかけて何かを作ったりする時間は、もちろん、子どもたちと触れ合いが増えるというメリットもありました。ただそれ以上に実は子どもたちやそして私にとってもサバイバル力をつけるとても貴重な時間だったと思うのです。
日本食に限らず、田舎の島特有の水不足や物があまりないといった環境においても同じことが言えます。
停電になるとすぐにロウソクの火を灯し、窓を全開にして風を入れる長女。トーチを持ってくる次女。
水不足の時には雨が降り出すと大きなタライからバケツまであらゆる容器を外に出して水を貯める長女。
不便な生活の中でサバイバル力を付けた彼女たちは、きっと小さなことで動じたりしない問題解決力を身に付けていると思います。
そして今回それをまた実感した出来事がありました。
昨日と一昨日と二日連続で娘とローマの日本食レストランへ行きました。
白屋というとても素敵な日本食のお店です。いわゆるなんちゃって日本食ではなく日本の方がシェフのお店です。
そこで1年ぶりにとんかつを食べた娘は満面の笑みでした。(翌日はカツ丼を食べていました。)
大満足の食事の後、ローマの中心地をローマっ子の娘と私のお友達とでウロウロ散策したり買い物したりしたのですが、疲れた40代がサン・ピエトロ辺りで「ママ疲れた。どっか入って休もう。」と言うと、娘は 「あ、じゃああそこに座ろう。」とベンチに向かいました。
そうなんです!40代はどこかバール的な所に入る気でいたのですが、娘はそんなもったいないことはしない。といったスタンスなのです。
場所が観光地だったこともあり、ボラれたり高い店が多いから。そんな所に入るよりベンチに座って持っているお水を飲んだ方がいい。とのことでした。
日本に住んでいる私達とは感覚が違うようです。偉い偉い。
やっぱり日本人
今、娘が暮らすローマにいます。
ちょうど同じ時期に日本の知り合いがこちらに訪れていたため、一緒に食事をしました。
娘は普段私以外の日本人と話すことがほとんどないためとても嬉しそうです。
彼女は3年前にローマに来てからイタリア人のおじいちゃんおばあちゃんと暮らしていて、家族以外の日本人との関わりがほとんどなくなりました。
もちろん今の時代ですので携帯などを使ってどこにいても色んな人とコンタクトは取れます。
でもやはり同じ空間で話をするのとはまた違います。
7歳から12歳まで日本の義務教育を受けた彼女ですが、その当時こそは他の日本人の子供たちとは少し違った個性的な子でした。
はっきりと物を言うし、嬉しい時も嫌な時も露骨に顔や態度に感情を出します。
なので日本にいた頃には外国人気質だなぁとよく思ったものです。
そんな彼女でしたが数年ローマで暮らすと、日本人から見た視点での
’’イタリア人に物申したい’’
こともあるようで、今回訪れた私のお友達の女性とも、イタリア人、イタリアのこんなところが嫌!!という話題になりました。
お友達に
「ねえ、イタリア人てしていた約束の時間コロコロ変えたり、気まぐれに突然帰ったりして嫌じゃない?」
と聞かれた娘。
「めっちゃ、嫌!1時に海に行こう。と言ってても結局行くのは2時とか。でもあまりにもいつものことだからもう諦めた…。(ちょっとトーン暗めの声)」
と答えていました。
人に迷惑をかけてはいけない。という日本流の道徳を小学校で叩き込まれたA型の娘にとっては時間や約束事にルーズなイタリア人は本当に嫌なようです。
日本人は相手を察することをするため自分が遅れたり予定を変えたりすることで相手に迷惑をかけるのでは、と考えて行動しますよね。こちらでは声を大にして、予定を変えられたり時間に遅れられるとかなり困る!とまで言わなきゃ永遠に分かってくれない。(でも言えばきっと分かってくれます。多分…。)
一方娘は日本人的なところが染み付いており時間や約束をかなりきっちりと守ります。
辛いだろうなぁ…。
なんだか彼女がとっても日本人に見えました。
そしてオーバーな態度ではなく、そっと優しい日本人のお友達と一緒にいてとても落ち着いた様子の彼女を見るとますます見た目や服装はどうであれ彼女は日本人だなぁ。と思ったのです。
イタリアに来て着る物や食生活はイタリア様式になったものの、日本人の美徳である’’規律を守りちゃんとしている’’といった感覚は残っている娘。日本人の母としてはとても嬉しいことです。
ブーちゃん、このまま変わらずにいてね。